実盛の兜(多太神社)と仏御前ゆかりの地

平成14年8月8日から10日にかけて、大阪大学喜多会の夏の合宿が加賀温泉、山代にておこなわれたため、前日の自由時間を利用して、前回見落とした多太神社の実盛の兜、仏御前の墓などを探訪することにしました。

先年、『実盛』演能を機に、「首洗い池」や「実盛塚」などを見て廻りましたが、その折、多太神社に保管されている実盛の兜を見逃し心残りでした。機会があれば是非一度見ておきたいと思い、多太神社に連絡を入れました。ご長寿で有名な93歳のご住職は残念ながらお亡くなりなられ、今はご子息が跡を継がれ神社を守られているようです。

通常、団体の予約でなければ開けてくださらない宝物館ですが、特にお願いして特別に開けていただき、貴重な兜などを見ることができました。
また喜多流では参考曲扱いの能『仏原』の仏御前のお墓も近くにあると知り、足をのばして見てきましたので、写真でご紹介いたします。

多太神社
多太神社の鳥居
鳥居横にある石像の兜
石像の解説
石像の解説
芭蕉の句「むざんやな かぶとの下の きりぎりす」が石碑に刻まれている
恒例の謡蹟保存会の立て札
多太神社本殿
斎藤別当実盛の兜の説明
兜 近景1
兜 近景2
兜 近景4
兜 近景5
具足
義仲公の矢
鎧 1
鎧 2
髭を墨で染める絵
仏御前を祀っている民家
民家
仏御前像を祀って守り続けているのは一般の民間の方です。
文化財でないため国からの援助がないのには驚きました。
仏御前像
仏御前は左端にありました(祭壇)
林 美枝(はやし よしえ)様83歳(当時)
この方が説明をして下さいました。
墓の看板
墓の説明
仏御前の墓(右端)